第1章:そもそもキャッチコピー(タイトル)とは
大前提として、まずはキャッチコピーの本質を押さえておきましょう。
キャッチコピーの本質とは、
① 読み手の注意を一瞬で掴むこと
② 続きを読む気にさせること
この2つです。
つまり、キャッチコピーが悪いと「投稿自体が見られない」となり、逆に、キャッチコピーが良くても中身が悪いと「読まれない」ということです。
インスタではどちらの要素も欠かせません。
補足ですが「キャッチコピーが悪かったのか」それとも「中身が悪かったのか」を定量的に計測するにはインサイトを見れば一目瞭然です。
投稿の「総リーチ数」が低かったらそもそも「キャッチコピーが悪い」となり、投稿の「リーチ数」は良いが「エンゲージメント率が悪い」場合は「中身が悪い」となります。
そして今から最も大切なことを言います。
キャッチコピー作成の原理原則は
「訴求を魅力的に表現する」です。
次の章では「訴求」と「表現」について解説していきます。
第2章:訴求と表現の関係性
キャッチコピーは「訴求を魅力的に表現するモノ」です。
ではそもそも「訴求」とは何なのか?
それは「誰に」「何をいうのか」ということです。
さらに具体的に言うと、
「誰に」▷「どんな悩みや欲求を持つターゲットに」
「何を」▷「どんなベネフィットを伝えるのか?」
となります。
みたいなキャッチコピーができる訳です。
「誰に、何を言うのか?」=「訴求」
「訴求を、どう表現するのか?」=「キャッチコピー」
この大原則を押さえておきましょう。
次の章では、本格的なキャッチコピーの構成に入っていきます。
第3章:キャッチコピーの基本構成
インスタ投稿のキャッチコピーとは、
1:ヘッドライン
2:プリヘッド
必ずこの2つで構成しましょう。
▼ヘッドラインとプリヘッドについて▼
見ての通り、ヘッドラインだけだと情報量として物足りない。
プリヘッドだけでは何を伝えたいのか分からない。
という現象が起こってしまいます。
次の章では「ヘッドライン」と「プリヘッド」について具体的に解説していきます。
第4章:「ヘッドライン」と「プリヘッド」とは
「ヘッドライン」の役割は、何についての投稿なのかを一瞬見ただけで伝えること。
そしてプリヘッドよりも大きく目立たせることが大切です。
例えば、
・リールをバズらせる極意
・最速で収益化する秘訣
・セールス完全攻略
・驚きの集客施策とは…
「プリヘッド」の役割は、ターゲットの興味を引く魅力的な表現を伝えること。
ヘッドラインよりも小さく表現することが大切です。
例えば、
・9割が知らない
・〇〇でバズった
・知らないと損する
・本当は教えたくない
みたいなイメージです。
これらをくっつけると、
▷ 9割が知らない、リールをバズらせる極意
▷ 知らないと損する、最速で収益化する秘訣
▷ 本当は教えたくない、セールス完全攻略
のように魅力的なキャッチコピーになる訳ですね。
次の章では、「ヘッドライン」と「プリヘッド」の考え方について解説していきます。
第5章:「プリヘッド」と「ヘッドライン」の考え方
結論、
のが最も簡単です。
第6章で紹介する「BNCSSの法則」に沿って「訴求」⇒「キャッチコピー」を作ってみましょう。
BNCSSの法則に沿って作ったキャッチコピーの中から「ヘッドラインに当たる部分」と「プリヘッドに当たる部分」に分け、それを投稿のキャッチコピーにするのがシンプルでわかりやすい方法となります。
第6章:キャッチコピーに必要な要素
「訴求」⇒「キャッチコピー」を作る際、この5つの要素を意識しましょう。
ーBNCSSの法則ー
Benefit:有益性
Number :数字
Credible :信頼性
Surprise :意外性
Simple :簡易性
1つずつ軽く解説します。
Benefit :有益性
読み手にとって「特になる情報・役立つ情報」が入っていることが感じられるか。このベネフィットは必ず入れるようにしましょう。
Number :数字
数字を入れたタイトルは反応が良い傾向があります。
また、「数字は細かくした方がコピーの信憑性が上がる」ので、
月収500万達成した方法 (×)
月収489万達成した方法 (○)
このようなイメージで作りましょう。
Credible :信頼性
さて、AとBどちらが信憑性を感じますか?
A . たった3分で100万稼ぐ方法
B. 3ヶ月で100万円到達ロードマップ
言わずもがなですね。
信頼性はブランドへの信用にも繋がる部分なので「誇大表現は避ける」ようにしましょう。
Surprise :意外性
別名「新規性」とも呼ばれ、人は新しいモノを目にすると、どうしても反応してしまう生き物です。
フォロワーやターゲットがまだ知らなそうな「新情報」「新規性」を意識して作りましょう。
Simple :簡易性
人間は基本的に怠惰で、簡単に理想を手に入れるモノが大好きです。
生物学上、人間はこれに逆らえず、常に「短絡的快楽」を求めて生きています。
タイトルなどではそれが特に顕著に現れ「難しそう」と思われるだけで「拒否反応」を起こされます。
なるべく簡単に見えるタイトルを作りましょう。
ただし、誇大表現にならないように気をつけてください。
そして、キャッチコピーでの大切な考え方が2つあるので、それもご紹介します。
① 見込み客の知っている言葉を使う
② 類義語辞典で言い換えのワードを探す
この2つ「BNCSSの法則」に合わせて意識してください。
第7章:さいごに
ここまできて、少し頭がグチャグチャになってる人もいるかと思いますので整理します。
▼インスタ投稿の魅力的なキャッチコピーを作る手順は全部で4STEP▼
STEP1:投稿の内容から逆算してまずは「訴求」を考える
STEP2:「BNCSSの法則」に従って「訴求」⇒「キャッチコピー」にする
STEP3:キャッチコピーを「ヘッドライン」と「プリヘッド」に分類する
STEP4:インスタ用のキャッチコピーが完成
たった4STEPです。
ですが、それでも難しいという人もいるかと思いますのでテンプレートを用意しました。
①の型と②のワード集に当てはめて「訴求」⇒「キャッチコピー」を作れば十中八九良いキャッチコピーができるでしょう。
それではまた。